2021年クラブユース選手権全国大会 報告
2021年クラブユース選手権全国大会
予選リーグ
vs レノヴェンスオガサ
2-0 勝ち
vs 前橋FC
1-2 負け
vs 清水エスパルス
1-3 負け
決勝トーナメント
vs ソレッソ熊本
1-2 負け
結果BEST32
普通の選手達でした。
サッカーが好きで明るいという印象の学年です。
関西の強豪チームとのTMなども負けることが多く、京都のU13 リーグでも1番は取れませんでした。
負ける度に涙し、悔しさを爆発させる彼らは何かを感じさせるものがありました。
”できないことは悪いことではない、その後に行動できないことが良くないんだ”と何度も選手に話をしました。
学年が上がるにつれ選手達は逞しく成長し3年生になりました。
コロナにより活動が制限される中で、”今できる事を最大限にしよう””言い訳をしない”という事をチームで誓いクラブユース関西大会を戦いました。
全国大会の切符を勝ち取り全国大会に向かう中で、選手達は良い仲間でありながらも良きライバルとして日々切磋琢磨し、そこから全国大会メンバー25人を選びました。
3年生55人。様々な思いはあります。登録外の選手達がポジティブにメンバーへの応援をしてくれることで選手の人間的な成長を感じました。成長段階の中学生には個人差があります。
最後までメンバーを選ぶことに苦労する良い競争がそこにはありました。
全国大会が始まり選手達は”見ている人に感動を与えられるサッカー”をしようという宇治FCのテーマを体現しようと必死に戦いました。
予選リーグ3戦ある中で先発メンバーを試合ごとに変えました。戦術も出場する選手によって変化させれるのもこの学年の強みでした。
試合をする中で成長していく選手達、全国の強豪と互角に渡り合う闘いをみるのは本当に見応えがありました。
決勝トーナメントを決め街クラブとの対戦が決まりました。相手は九州第一代表のソレッソ熊本です。
全日本少年サッカー大会ではBEST4。その時のメンバーが主軸のチームです。
前半の入りが良くゴールに何度も迫りました。決定機もありましたが相手GKの好セーブによってゴールすることが出来ません。後半も互角の戦いをしますがGKの一瞬のミスで失点してしまいました。予選リーグではGKの好セーブによって何度も救われていました。選手達の中でそのミスに対して誰も咎めようとはせず、前向きに行動していたのは印象的でした。
その何分後に相手の素晴らしい攻撃に2失点目をとられてしまいます。そこからが素晴らしかった。誰一人諦めずにゴールを目指しました。サブメンバーもその日20人に入れないメンバーもそこにいた全ての選手、スタッフが一つになることができました。
サッカーには勝ち負けはあります。どんなに努力しても、120%の力をだしても届かないことがあります。勝ちはできませんでしたが、負けたあの瞬間そこには”揺るぎない価値”がありました。
成功する事、うまくいくことが全てではなく今まで選手達が努力してきた過程が大切であることを再認識しました。全ての人に理解されるようなチームを目指しているわけではありません。
外向きではなく、このチームを選んでくれた選手達を大切にするクラブの在り方をこれからも大切にしてこれからも努力していきます。
最後に全国大会を開催されるにあたりご尽力いただいた関係者の皆様、宇治FCの応援をして下さった全ての皆様に心より感謝いたします。
ありがとございました。